母校の今 img

同窓生の皆様、残暑厳しい日が続いておりますが、いかがお過ごしでしょうか。過日行われました「同窓会総会・懇親会」は、多くの同窓生の皆様にご臨席いただき、大盛況のうちに終えることができました。この場をお借りして厚く御礼申し上げます。
今年度の総会・懇親会は、興國高等学校創立90周年を祝して、「ザ・ぼんち」のお二方、アートコーポレーション株式会社の寺田寿男会長、タケモトピアノ株式会社の竹本圭一社長、WBA3階級王者の井岡一翔選手など各界で活躍されている同窓生からのビデオレターを放映する場面もあり、ご臨席いただいた皆様方も母校に懐かしい思いを馳せながら、同窓生との昔話に花を咲かせておられたのではないでしょうか。今後も多くのご出席を賜り、同窓会活動をより活気あるものにし、100周年に向けて精力的に取り組んでまいりたいと考えております。

~90周年を迎えて~
わが母校は、昨年12月に8階建てのウエストタワーが竣工されました。全教室にICT機器が完備されていると聞いております。平成29年5月には、フィットネスジムや武道場を併設した2000名以上を収容できる3層構造からなる総合アリーナが完成し、時代の流れとともに教育環境はますます充実することとなります。また、卒業者数も90年という長い歴史の中で3万4千名を超え、名実ともに伝統校として大阪の教育界をリードするまでになりました。

~卒業生の活躍~
昨年度の卒業生の皆さんは、和歌山県立医科大学を始め、多くの国公立大学、難関私立大学への現役合格を果たしてくれました。また、公務員試験では東京消防庁、入国警備官にも合格を果たし、大阪府警には30名が一次合格し、7名の方が採用を勝ち取ってくれました。さらに平成20年度に普通科アドバンスコースを卒業し、関西大学法学部に進まれた伊藤大樹さんが合格率3%と言われる超難関の司法試験に合格されたと伺い、興國高校の教育力の素晴らしさに感嘆の声を上げたほどでした。一方、アスリートの活躍も目覚しく、平成25年度に普通科アスリートアドバンスコースを卒業した現レッドブル・ザルツブルク所属の南野拓実選手がサッカー日本代表としてリオ五輪に出場されたのは皆様の記憶に新しいところかと存じます。

~100周年への飛躍~
在校生諸君も一人ひとりの夢の実現に向けて日々、勉学やクラブ活動に励んでくれているようです。私の知り合いが寺田町の交差点を通るたびに、「興國高校は夜の9時や10時になっても、煌々と教室の明かりが灯っているのを見るよ」と言ってくれます。そのことを聞くたびに、後輩たちの頑張りに胸が熱くなるばかりです。
これからも後輩たちを末永く応援していただき、母校の発展のために同窓生の皆様から物心両面において温かいご支援を賜りたいと存じます。

最後に、同窓会係より、今後もこのホームページを通して同窓会の活動の様子をお伝えするとともに、後輩たちの近況をお伝えできればと考えております。

平成28年8月25日
学校法人 興國学園
興國高等学校
同窓会 会長 吉岡 淳介