2020/9/30
2020JCSPAジュニアサイクルスポーツ大会 全国大会
令和2年度 全国高等学校総合体育大会自転車競技大会中止に伴う代替え全国大会
9月11日(金)
新型コロナウィルスの影響により昨年度末から選抜大会が中止、そしてインターハイ、国体など、本来あるはずの全国大会がことごとく中止になる中、この度、各競技に先駆けて全国大会の代替え大会が自転車競技から行われ、9月11日(金)〜9月13日(日)に京都向日町競輪場にて開催されました。
本校からは、以下の生徒が出場いたしました。
3年4組 永井 笙太・・・スクラッチ+チームスプリント
3年4組 沖本 拓己・・・1kmタイムトライアル+チームスプリント
2年5組 中島 康征・・・スプリント+チームスプリント
【1日目 9月11日(金):チームスプリント】
◉結果 1分20秒269・・・第9位/16チーム出走
初日、団体種目チームスプリントに出場する本校は、公式練習、ライセンスコントロール、監督会議を経て、15:00より競技開始の予定でありました。しかし、競技直前で雷雨に見舞われ、競技開始が約1時間以上遅れることになってしまいました。
競技が再開され、本校は第3組バック側からのスタート。
1走目:永井→2走目:中島→3走目:沖本
大会直前の練習でも1分20秒前半のタイムは出す事が出来ていたので、当日の目標タイムは1分20秒を切ることでした。(過去のチームの記録としても、大幅なタイム更新)
8位入賞圏内は、恐らく1分20秒を切ることだと予想をしていました。雨の影響も多少ありましたが、
結果は、1分20秒269 第9位。
あと一歩の所で8位入賞を逃してしまいましたが、このメンバーでのチームスプリントは最初で最後と意気込んで3名の選手達は協力して、今ある力を存分に出してくれました。
「全国入賞はそんなに甘くない」事を痛感させられました!
【2日目 9月12日(土):スプリント予選・スクラッチ予選】
◉結果 スプリント(中島) 11秒459 12位/39名出走 予選敗退
スクラッチ(永井) 第4組 7位/14人名 予選敗退
《中島》今大会のスプリント予選は上位8位が予選通過となる非常に厳しい中であるが、先ずは最低限は自己ベスト更新を目標に練習を積み重ねてきました。
前日での公式練習では、まずまずのタイムを出せていました。本番に向けての微妙な改善点も見つけられていた様で期待が持てました。それは、もう少し早めにダッシュし始めること。しかし、本番では思った以上に早くからダッシュし始めてしまい、最後まで脚が持たなかったことを実感した様でした。最低限の自己ベスト更新はできましたが、本人としては残念な結果に終わってしまい、非常に悔やんでいました。しかし、予選通過8名の中に10秒台が7名もいるハイレベルな中で、自分の今のレベルを実感できた様でもあり、また確固たる新たな目標を見つける事ができました。まだ2年生、これを機に今後更なる飛躍に期待したです。
《永井》スクラッチ4組中第4組7番ヘルメットシールを付けて出走。出走前、緊張した面持ちを隠し切れなかったので、「楽しんで行こう!」と声を掛けました。
レースでは、要注意選手についてマークし後ろに下がりすぎない様に、レース展開を心掛けた。展開としては、意識している様子は見て取れました。終盤までレースはもつれる展開となり、ゴールスプリントが予想され、最終周回、中盤に位置していた永井はスプリントのタイミングを見ていました。スプリントが掛かり、前に出たい所でありましたが、中盤に位置していた事もありなかなか前に出れず、バックを踏む状況に追いやられ、更に両サイドからも他校の選手が追い上げを見せて囲まれる状況となり、最後は力及ばず残念ながら7位。5位以内で決勝進出であったが予選敗退となりました。
対戦レースの難しさである、コースの位置どりには毎回苦しまされる。たられば、の話になりますが、多少距離を走る事になるけれど、外のコースに位置どり、外から捲りに行ければもっと面白くなっていたのかもしれない、と本人も振り返りを見せていました。
全てが経験であり、今あるベスト出してくれたと思います。この他の組では落車も発生した中で、落車もなくレースを終えた事が何よりであります。(写真中央赤のトラックレーサー)
【3日目 9月13日(日):1Kmタイムトライアル 決勝】
◉結果 1Kmタイムトライアル 決勝(沖本) 1分9秒314・・・第16位/28名出走
全国大会3日目最終日、1Kmタイムトライアルに出場する沖本は、ホテルから大会会場に入るまでの移動中の車の中で少し緊張している様子も見受けられました。会場に入り、ウォーミングアップの時から非常に集中した面持ちでレースへ向けての準備をしていました。ギアの設定をどうしようか、少し悩み考える事もあったが、脚の状態も悪くない様だったので、以前自己ベスト更新した時のギヤ(53×14)で行く事を決めた。
今までの自己ベストが1分8秒483。これではまだ全国での入賞は難しく、1分7秒台を目標にこれまで練習に励んできました。先ずは全国の晴れ舞台で自己ベスト更新、そしてあわよくば1分7秒台とそんな期待を胸にレースに臨みました。
スタートし、0〜200mの入りのタイム、そして、600mまでのタイムはほぼ練習通りのタイムで来ていました。問題は、ラストの400mが課題。前回、自己ベストを出せたときは、この残り400mで大幅にタイムを落とす事なくラップを刻めました。しかし、今回は残り400mのラップタイムでタイムを落とす事になり、結果1分9秒台と平凡な記録で終わってしまいました。
レースを終えて、本人からは「思った以上にバンクが重たく感じました。後半垂れてしまった。」とこのレースでは出し切りはしたが気持ちとして不完全燃焼は否めず、悔しさを滲ませていました。
次は、高体連での高校生最後のトラックの大会となる大阪止まりの大会であるが「大阪総体でリベンジします」と早速意気込みを語ってくれました。
コロナ禍の中、今大会開催に向けてご尽力頂き、大会が開催され無事に終了できました事、関係者の方々に心よりお礼申し上げます。また、応援して下さいました保護者の方々をはじめ、皆様に感謝申し上げます。
今後とも、興國高等学校自転車競技部を宜しくお願い申し上げます。