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【令和6年度 第11回AAトライアスロン】最終日

2024/7/12

3日目 2024.7.12(Fri)

ついに最終日を迎えました。

日本中で災害級の雨が降り、中には土砂災害の被害を受けた地域もあると伺っております。
皆様のご無事と、1日も早い復旧をお祈りいたします。
アスリートアドバンスコースが滞在した香川県の琴平では大きな被害はありませんでしたが、天候不良のため金刀比羅御本宮への参拝はやむなく断念いたしました。
少しゆったりとした朝を過ごし、豪華な朝食をいただいたあとに各班に別れて探究型プロアマ連携プログラムに臨みました。
探究型プロアマ連携プログラムとは、地域のプロスポーツチームと連携し、スポーツの社会的意義やチームが抱える課題、そしてセカンドキャリアの形成についてを主体的に学び、進学後の選択肢の幅を広げるとともに、アスリートアドバンスコースにとって大切な素養を獲得することを目的としたプログラムです。
以下、各班のレポートです。

《オリーブガイナーズ班》
「スポーツとお金」という観点から貧乏球団をどう立て直すのか?というテーマについて、生徒たちはグループディスカッションをしながら自分の意見や考え方をまとめる時間を過ごしました。
本日は球団社長自らがファシリテーターとなって、発問やフィードバッグをしてくださったお蔭で、最初は緊張していた生徒たちも積極的に意見を出し合うようになりました。
また、フィードバッグの中で、オリーブガイナーズの実践例(野球を通じてのまちづくり)を紹介していただくと同時に、「夢を持ち、期日を決め、計画に沿った進捗を確認しつつ、将来のビジョンを明確にすること」が、周りの賛同を得るために必要なことであるというお話をしていただき、スポーツでお金を稼ぐためにはプレーヤーとしての活躍だけではないということを実感しました。

《カマタマーレ讃岐班》
「スポーツで熱狂をプロデュースする」
をテーマに練習観戦・球団社長からの講話・グループディスカッションを行いました。
明日が公式戦(大宮アルティージャ戦)ということで非公開で行われていたトレーニングでしたが、特別に観戦させていただきました。トレーニング後は米山監督と下川太陽選手(本校OB)と小松拓幹選手が質疑応答に来てくださり、「監督として大切にしていること」「高校年代でやっておくべきこと」などについて答えてくださいました。
最後は講話・ディスカッションの中で積極的に参加したということで生徒2名(6組 荒本 路久・9組 小栗 啓達)が池内社長より監督・選手のサイン入りグッズを頂き、一緒に写真を撮っていただきました。
地域とスポーツがどのように関わり合いながら成長していくのか…今回の探究型プログラムで考えるきっかけになってくれたように思う。スポーツ関係の仕事に就きたいと言っている生徒も多く、今後も続けて探究できるようにしていきたい。

《ファイブアローズ班》
生岡直人社長より企業の持つビジョンやスポーツチームとしての存在意義についてお話しいただき、生徒たちは耳を傾けながらメモを取るなどして前のめりで参加いたしました。
その後、『観客動員数をアップさせるためには』というテーマでディスカッションを行いました。チームを運営する上でコスト面の課題は喫緊たるもので、集客という側面において生徒たちは熱いディスカッションを繰り広げました。生徒から出たアイデアの中で秀逸なものは実際に採用していただけるとのことで、今後のファイブアローズの施策にも注目していきたいと思います。

今回の探究型プロアマ連携プログラムを通して、アスリートとしての考え方や行動に大きなヒントを与えてくださっただけでなく、スポーツ競技歴を活かして如何に人生を豊かなものにするかという『セカンドキャリア』についても具体的にイメージする機会となりました。

本日の昼食はさぬき麺業にて、讃岐うどんと鶏天丼をいただきました。アスリートアドバンスコースの生徒でも大満足のボリュームで、満腹感に浸りながら帰阪いたしました。
到着後は解散式にて成果報告を行い、終礼後に生徒たちは帰路につきました。
保護者の皆様におかれましては多くのご心配をおかけいたしましたが、全員無事に帰ってくることができました。生徒が帰宅しましたら、彼らが経験したことや学んだことに対してお耳を貸していただければと思います。
これからも『どでかい夢』に向かって突き進む第1学年の成長に乞うご期待ください。


2日目 2024.7.11(Thu)

昨夜生徒たちが眠りについた頃、今治は雷雨に見舞われ、朝になってもその雨は止むことはありませんでした。立ちこめる湿気と降り止まぬ雨が、しまなみ海道へと向かうバス車内に陰鬱さをもたらしておりました。しかし、先発隊から届いた、濱田先生が勢いよく海に飛び込み、海水温に問題がないことを知らせる動画がバスを駆け抜け、そのトライアスロン決行の狼煙により車内は今世紀最大の盛り上がりを見せました。
天気は曇り。気温は26度。鉄人レースを開催するにはこれ以上ないコンディションが整いました。
梅本団長による号砲で一斉に飛び出した生徒たちは300mのスイムからスタートしました。
泳ぎ切った生徒からバイクに乗り込み、しまなみ海道34kmを颯爽と走り抜けます。涼やかな風の中にはレモンの香りが濃く薫り、アスリートたちは笑顔でペダルを踏み込みます。
バイクの後は7kmのランが待っています。勾配の激しい道程を乗り越えた後のランは非常に苦しく、思うようにスピードに乗れない中で必死にもがくその姿はまさにアスリートそのものです。この苦しさはきっとこの先出会う困難に打ち勝つ精神力をもたらし、彼らを真のアスリートにしてくれるはずです。
大きな事故もなく、生徒たちをゴールまで導いてくれたサポートメンバーの皆様に感謝申し上げます。

トライアスロン総合順位は次の通りです。
《優勝》櫻井 絢太
貝塚市立第三中学校
1年6組  陸上競技部
1時間37分08秒

《2位》ブリオネス シャーン マイロ ユージニオ
大阪市立三国中学校
1年10組 陸上競技部
1時間38分18秒

《3位》末光 翔
折尾愛真中学校
1年6組 サッカー部
1時間40分33秒

《4位》 荒本 路久
寝屋川市立第十中学校
1年6組 セレッソ大阪U-18
1時間41分26秒

《5位》 塩尻 哲平
大津市立日吉中学校
1年7組 セレッソ大阪U-18
1時間41分38秒

昼食を終えた一行は本日のお宿『琴参閣』にチェックイン。豪華なディナーをいただき、琴平が誇る最高峰の温泉で疲れを癒やしました。
明日は早朝から金比羅山の785段の石段にチャレンジいたします。
そして、午前中は初の試みとなる探究型プロアマ連携プロジェクトにも臨みます。
明日のレポートも乞うご期待ください。


1日目②  2024.7.10(Wed)

約4時間のバス移動を経て、広島県のクレセントビーチに到着しました。
あいにくの雨模様のためランチは車中で頂きましたが食べ終わる頃には晴れ間が見え始め、無事にカッターボート訓練に臨むことができました。
20人を超える大人数で一つの船を動かすことは非常に難しく、まさに心を一つに合わせる必要がありました。初めはなかなかコツが掴めず、ほとんどの艇が上手く進むことが出来ていませんでしたが、徐々に仲間との息が揃い、方向転換やバックも自由自在にできるようになっていました。
また、最後に行った全艇対抗のボートレースでは息ぴったりの素晴らしいパフォーマンスを見せてくれました。
雨上がりで気温が低かったことが幸いして、例年以上に快適なカッターボート訓練となりました。

その後は神勝寺にて坐禅体験を行いました。
都会の喧騒を離れて小鳥の囀りするも聞こえる自然豊かな空間で坐禅ができたことは生徒たちにとってかけがえのない体験だったと思います。

今夜の宿は今治国際ホテルです。
チェックイン後には豪華なバイキングをいただき、明日のトライアスロンに向けてエネルギーを蓄えました。
明日はいよいよトライアスロン本番です!
安全第一で進めて参りたいと思います!
引き続き、生徒たちの様子はFacebookにてお楽しみください!


1日目①2024.7.10(Wed)

本日より、第11回AAトライアスロンが始まります。
連日の酷暑もひと休み、厚い雲が太陽を覆い隠し快適な中で出発式を執り行うことができました。
宮野校長補佐からのお言葉に生徒たちは襟を正し、トライアスロンにおける自分の限界へのチャレンジを誓いました。

今年度のトライアスロンは例年とは一味違います。
これまでの坐禅に加え、現地のスポーツチームとのプロアマ連携による探究活動を取り入れ、課題解決能力の獲得を目指します。

『どでかい夢を叶えようじゃないか』

100周年を彩るこの学年の絆を更に強固なものとし、集団行動を通して相互扶助の心を醸成したいと思います。
2泊3日、安全第一で行程を進めてまいります。
217名、全員で無事に走り抜けたいと思います。
保護者の皆様におかれましては、FacebookやHPを通して生徒の様子をぜひご覧ください。

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