2022/7/21
2022.7.20(水)
939名の新入生を迎え、全校生徒約2400名でスタートした令和4年度。ご関係の皆様方のお蔭を持ちまして、本日無事に第1学期の終業式を挙行することができました。
新型コロナ第7波の対策として、アリーナへは1学年全22クラスと3学年の一部のクラスが参列し、他学年は教室にて配信映像を視聴する形で執り行われました。
学校長の式辞では、新型コロナの第7波やウクライナを巡る世界情勢を憂い、「どんな状況であろうとも、どんな環境であろうとも、生き抜かなければならない。それが今の時代を生きる若者へのミッションであり、難題をも乗り越えていく精神こそが興國イズムなのです。」とのメッセージが述べられました。
その後、ウクライナからの留学生パーク=オレクシー君から、戦禍を被っているウクライナの状況や彼の家族のこと、そして単身で日本にやってくる決意を固めた経緯などについて、写真を交えながらのプレゼンテーションがなされました。彼のメッセージの中で特に印象的だったことは「青く広い空を大切にしたい。」という言葉です。平和が当たり前であった日常がいかに尊いものであるかを訴えかけるとても深い言葉です。
日本で生活をしている我々にとって、まさかこの空から爆弾が落ちてくる日が来るなどと想像すらできません。彼は最後に、「僕にはたくさんの可能性がある。だから日本に来たんだ。これからもいろいろなことに挑戦したい。冒険をしたい。」と笑顔で語ってくれました。彼のこの笑顔を、興國学園は全力で守り抜いていきます。
終業式に引き続き、1学期に行われた検定やクラブ活動の表彰がなされ、併せて全国大会出場クラブの壮行会が開かれました。平和な日々と健康が守られている環境に感謝をし、それぞれのクラブが自分たちの力を存分に発揮することを誓い合いました。
今はまだ声に出して歌えませんが、ウインドアンサンブルが吹奏した校歌は、KOKOKUアスリートたちの心を、全校生徒・全教職員の心をひとつにしてくれました。
夏期休暇中も勉強合宿や夏期講習、各クラブの公式戦などが目白押しとなっており、今年の夏も「興國の夏」と呼ばれるよう、私たちはますます邁進してまいります。
第2学期の始業式は8月25日(木)です。真っ黒に日焼けした生徒の皆さんと会えるのを楽しみにしています。
保護者の皆様方におかれましては、物心両面におきまして深いご理解とご協力を賜り、誠にありがとうございました。第2学期も引き続き、変わらぬご厚誼を賜りますよう何卒宜しくお願い申し上げます。